泉区薬剤師会【吸入支援連携ネット】勉強会に参加しました!

2017.03.18

国立病院機構横浜医療センター呼吸器内科　医長　後藤秀人先生のご講演「吸入支援連携ネットについて」
呼吸器疾患の吸入治療薬は、喘息、COPDに対して、様々な吸入薬が登場しています。これらの吸入薬は、正しい手技により確実に吸入できないと十分な効果が期待できません。さらに、吸入手順もそれぞれのデバイスで少しずつ異なります。 患者さまも、吸入指導をする薬剤師も手技が多いために戸惑ってしまうこともあります。そのため、先生が立ち上げたのが、病院の医師、薬剤師と地域保険薬局が連携して患者さまの吸入指導を行っていくためのネットワーク:「吸入支援連携ネット」です。
病院と調剤薬局との間で、患者情報を共有し連携して患者指導を行っていきます。そのためのツールとして、吸入指導依頼書と実施確認・報告書があり、指導後の報告書をFAXにて病院へ返送します。報告書の内容は院内で共有、主治医にフィードバックされます。
当薬局でもこちらの指示書を持参された患者さまがいらっしゃり、多数の項目をチェックしながら患者さまとご一緒に吸入指導をさせて頂いたことがあります。項目が細かく分かれていることで、患者さまは確実に手技を習得し、薬剤の効果が得られます。的確な言葉で、短時間で確実な手技を習得して頂けるように、指導のレベルアップをしていかなければならないと実感致しました。