夏バテに効果的な漢方
2019.08.15
夏バテで食欲が落ちたり、疲れが残る方に、漢方薬が処方されることもあります。
今回はよく処方される【補中益気湯】についてお伝えします。
ほちゅうえっきとう と読みます。疲労回復し、元気をつけてくれる効果があります。
漢方では、疲れは「気」と「血(けつ)」の問題と考え、「気」「血(けつ)」を補い、めぐらせる方法をとります。「気」は人の体の機能の原動力で、人間の体にそなわっている「治そう」とする力のもとになっています。漢方は、回復する過程が大事だと考え、「治そう」とする力をサポートすることで症状を改善していくので、機能を肩代わりするというよりは、うまいやり方に導いてくれるといった感じです。そのため、時間はかかりますが、体のちょうどいい状態を維持しやすくなります。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」の「補中」とは、衰えた胃を補い強化する、「益気」とは、滅入りがちな気持ちをひきたてるという意味で、消化器系の機能低下、体力の低下・虚弱を回復させることを目標としています。胃腸機能が衰えて疲労感、倦怠感を訴える人で、普段から病弱な体質、体が疲れやすくだるい、食欲がない、寝汗をかくなどの症状や病後の衰弱などがある方に用いることで効果があります。 (クラシエHPより引用)
穏やかに効果を発揮する漢方薬を、体質改善に役立てましょう。